薬局研修(画像追加しました)

漢方薬は生薬といって、木の皮や花のつぼみ、植物の葉などを乾燥して薬として使います。それらを中医学理論に基づいて組み合わせることによって中薬 /漢方薬を作ります。それらの薬を「散」剤ならばそのまま粉にして飲むし、「丸」剤ならばはちみつなどで丸めて食べますし、「湯」剤ならば煮出してその煮 汁を飲みます。

現在ではこれらの薬を煮出してインスタントコーヒーのようにエキスだけを取り出して飲む「エキス剤」ができており、3時間に出してからの無用な手間も省け簡便に使えるようになっています。

 

しかしながら、やはり生薬を使って煎じをやるのが私の夢ですし、そのほうが患者さん一人一人に合わせた細やかな対応ができると思っていますし、エキス剤だけでは足りない場合もたくさんあります。

現在の医学部の教育では生薬を扱う授業や実習は全くありません。ですので卒業してから自力で行わなければなりません。しかも、生薬を取り扱っている薬局さんも少ないですし、そこでお手伝いをさせていただくとなると奇跡に近い確率になってしまいます。

 

私が群大医学部の和漢診療部にいた時からお世話になっていたはまだ調剤薬局さんの濱田先生は生薬を釣り扱うプロです。ご縁でいまだに連絡を取らせていただいておりますし、患者様もお願いしています。

ですので今予約のない日には濱田先生にお願いしてお手伝いをさせていただいています。

http://www.hamadachyozai.com/

お手伝いを初めてわかりましたが、生薬には本当にいろいろあるんですね!においも味も色も形もすごく様々で、それらを組み合わせて薬にするのは本当に楽しいですねっ!様々な香りに包まれながら漢方薬を作るのはなかなか楽しく、そして大変です。

でも、これらを無限に組み合わせることで無限の症状を治せるかと思うと実習にも力が入ります。

 

これから当クリニックでも生薬を取り入れることを前向きに進めていきたいと思っています。

どんな悩みにも対応できるようしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。