喉が痛くなってしまいました…自分の病気は漢方で治す!

3,4日前から左耳の下の方であごと首の境目辺りが少し痛くなりました。そのまま様子を見ていたのですが痛みが良くならずだんだん強くなってきました。今朝目が覚めたら左の喉がすごく痛くなり、つばを飲むのも痛くて出来ませんでした。喉には透明でねっとりした痰がへばりついていて、これも飲み込めません。具合が悪くて漢方薬を飲みました。

 

中医学(漢方)の考えでは、病気になる原因の一つに外から悪いもの体に取り付いて病気になる、と言うものがあります。この悪いもの=邪と呼んでいますが、邪の侵入によって喉の痛みと言うような局所的な症状が出たり、発熱やだるいなどの全身的な症状が出たりします。今回の喉の痛みは邪が口から喉に侵入したと考えられます。

そして、初めに症状が出てから4日程度経っているので、表面から少し奥のほうに侵入してきたのでしょう。

治療は、このちょっと奥に入ってきた邪を追い出す治療をすれば良くなるはずです。

 

そこで、家の常備薬の中から「小柴胡湯加桔梗石膏」のエキス剤を選んで飲みました。なるべくならば空腹時が良く聞くとのことですが、いつ飲んでもかまいません。ただ、エキス剤を飲むときは可能であればインスタントコーヒーのようにお湯に溶かして飲んだほうが良く効くと思います。

朝食前、昼前に同じ薬を飲んで、痛みは半分くらいになったでしょうか。飲み込むのはまだ痛いです。あと1,2日で治ると思いますが、ご飯を食べるのがちょっと億劫です…。

 

現代医学の風邪薬はウィルスをやっつけられません。ただ炎症を取る薬を飲んでいるだけですから、風邪の原因ウィルスはずっと潜伏することになります。解熱剤で風邪が治ると思っている方は考え直したほうがいいですよ。

こういうときこそ漢方薬による治療をすることで、早く、安く、安全に「治す」ことができますね。

風邪症状から難病まで、何でもご相談ください。

中医学による漢方治療と鍼治療でお手伝いします。

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<追記>

この記事を書いた日の朝、昼食前に小柴胡湯加桔梗石膏を飲んだところ、昼過ぎには喉の痛みはほとんど引いていました。まだ違和感があったので内服を続けた所、翌日の夜には痛みはなくなりました。

この記事を書いている今はもう普通に戻りました。

「薬のせいじゃなくて自然に治ったんじゃないの?」と言う声も聞こえてくることも有りますが、薬を飲まないで3日間辛かった症状がそう簡単に自然に治るとは思えません。全部が薬のおかげと言うことは無いと思いますが、薬を飲んだことがきっかけで改善したはず、と思いたいですね。