昨日はいつもお世話になっている日本医科大学東洋医学科での勉強会があり、参加してきました。
生薬に付いて詳しく勉強する会です。昨日は「防風」という生薬が課題でした。
病気になる原因の一つとして「風邪」が原因になることがあります。かぜではありませんよ。
この風邪の特徴は変化が早く症状が移動することです。かぜは最初寒気がして頭痛がしたと思ったら、咳が出て美中が出て熱が出てくることが多いですよね。こういう変化は風の特徴なので風邪による傷寒という病気だったのが、いつの間にか「風邪」という名前になってしまったのですね。
防風はその風を治める生薬です。体にマイルドなので、軽度の風を取るのに使われます。乾燥させにくいと言う特徴もありますので、エキス剤の中にも多く使われています。
川芎茶調散は外から風邪(ふうじゃ)が入ってきて、かぜで頭が痛い時に用いる薬です。
当帰飲子は体の中の血(潤す働きがある)が少なくなったため風が生じ、体や皮膚の潤いが無くなり痒くなってしまった時に使う薬です。
頭痛もかゆみもあちこち症状が移動するのが特徴ですね。
頭痛には痛み止め、痒い所には塗り薬。それでよくなればいいですが、治らない、物足りないという方はお手伝いいたします。是非ご相談ください。