私も大学で学んできた医学は、いわゆる西洋医学です。いつ出来上がったかは知りませんが、飛躍的に進歩したのはここ数百年のことだと思います。抗菌薬やステロイドが発見されて、手術や検査技術が大変進歩しました。
この医学、今では当たり前だと思っていますが日本で始まったのはいつからでしょうか?鎖国が解かれて明治政府になった時にドイツの医学を輸入する形で日本に入ってきました。ですので約200年位前に入ってきたわけです。
じゃぁ、それ以前はどうしていたと思いますか?室町時代の貴族や、江戸時代の殿様はどうしていたのでしょうか?
そこには漢方、鍼灸治療があったのです!
病気自体はきっと現代よりハッキリしていなかったとは思いますが、昔の資料を拝見すると現代と同じようなことで悩んでいたようです。そこで医者は漢方薬を煎じたり鍼を打ったりして患者の苦痛を取り除いていた!そんな事が日常的に行われていたのです。
日本の医学は中国からの輸入でした。遣唐使や遣隋使(歴史で出てきましたねっ!)が中国から持ってきたものには仏教が有名ですが、それと同時に医学も命がけで運んできていたのです。それらをまとめて教科書にして使っていたようで、日本に現存する一番古い教科書「医心法」は平安時代に書かれています。ですから、漢方治療は1000年前から確実に存在していたことになります。そして現代まで連綿と受け継がれ、皆さんの役に立ってきているのですね。
そんな先達のお知恵を拝借しないのはもったいなくありませんか?
温故知新、現代でも十分に通用する治療法なのです。
相談があればお受けいたします。体の不調、お悩み、ご相談ください。