2019年冬から始まった新型コロナウィルス感染症（COVID-19）は
瞬く間に世界中に拡散し、
多くの命を危険に晒しています。
残念ながら命を落とした方には
哀悼の意を表します。
闘病中の方には
回復するよう祈念しています。
私ができるのは中医学的な治療です。
武漢や中国全体では
おおむね感染がコントロール下にあるようです。
感染の広がった武漢では
臨時で建築したコロナ専門病院も
解散し
北京や天津から応援に駆け付けていた中医師の先生方も、
帰郷しています。
そんな中医師の先生方が
地元に戻り
オンライン講演会をしてくれました。
その中では
武漢の病院でのことを
とてもわかりやすく事細かに
教えていただきました。
専門的なことは省きますが、
・中医学で治療ができたこと
・重症化した患者はいなかったこと
・予防することもできそうだということ
です。
中医学で新型コロナウィルス感染症（以後コロナ感染と略します）を
見てみるとわかることがあります。
風熱湿邪が体の外から入ってきて発症する
という病気のシステムです。
治療としては
風を去り
熱を冷まし
湿を乾かす
そんな漢方薬を投与すれば治ります。
そんな最大公約数的な方剤が
清肺排毒湯
です。
日本では煎じ薬で作れますし、
医療用漢方製剤も数種類組み合わせれば
同じ効果を出せるものがあります。
そういった中国での経験はあまり広まっておらず、
積極的にコロナ感染を
漢方薬で治療しようという試みは
されていません。
とても残念だと感じています。
しかし
中医学を使って
当院ならではの取り組みができないものかどうか
常に考えていました。
そしてそのうちの一つがマッサージなのではないかとの
考えが浮かびました。
とある患者様にマッサージをしていました。
私のマッサージは中医学的な考えで
鍼治療のような効果を出せないものかと
取り組んでいます。
そんなマッサージを受けていただくと
「とても気持ちがよい」ので「つい寝てしまう」
というのです。
この方は社会的に重い立場についていらっしゃることもあり、
日々責任を感じながら
仕事に取り組んでいらっしゃる方なのです。
こういう場合は
思い悩んで脾気が滞り食事がのどを通らなかったり、
ストレスで肝気が鬱滞しイライラや不安になったり
心臓＝精神が安定せず夜も眠れなかったり
するものです。
そんな方がマッサージを受け
夜も良く眠れるし、
動悸や不安発作が起こらない（起こりにくくなる）
（漢方薬も飲んでいただいておりますが）
良くなったことに
とても助かったと言っていただきました。
もっとマッサージを受ける人が増えればいいのに、
このマッサージはすごい
とも
おっしゃっていただいたのでした。
確かに
鍼治療と比べて
マッサージは敷居が低いかもしれません。
マッサージで
鍼治療に近い効果があれば
そちらの方が
沢山の人の役に立つかもしれないと。
人間は自然の一部ですから、
必ず自然の影響を受けながら
生きています。
寒い雨の日は気持ちが沈み込みます。
雨の前の日には気圧の変化で頭痛が起こります。
温かく晴れた日には晴れ晴れした気持ちになります。
すべて天気や自然の影響が、
人間の気持ち（気の持ちよう）に
影響しているという事実です。
コロナ感染が広がっているため、
様々な不安や心配が蔓延し、
今まで経験したことの内容な
暗くて滞った雰囲気が
世の中を埋め尽くしています。
これらの雰囲気は
当然人間にも影響します。
うつ病や自殺の話は
テレビでも様々に報道されています。
人間は自然の一部であると考えれば
この暗く滞った雰囲気が
そうさせてしまっているというのも
自然とうなづけます。
そうならないまでも
眠れないとか動悸がする。
何かしら不安を感じる。
それらが突然現れる。
などの症状は気の滞りによるものが
ほとんどです。
そういった場合に現代医学では
いわゆる抗不安薬や入眠導入剤を用います。
そうすると不安発作や眠れないなどの症状は
改善するかもしれません。
元の原因が取り除かれて
もう病院に来なくていいですよ
という状態になるのは
ちょっと難しいかもしれません。
中医学では
暗くて重い雰囲気で滞ってしまった気を
流すような治療法があり
体の内側を改善できます。
治療では
なぜ自然の影響を受けやすいのかという所まで考えてアプローチしますから
当院に来なくても大丈夫になる
というのが目標です。
マッサージは
気の滞りを見つけ流し
元の体に戻すようにしています。
マッサージを受けて気持ちがいいというのは
気が元のように流れている
ということなのです。
令和2年になってから調子が悪いという方は
このようなことによって
体調を崩しているのかもしれません。
そうであれば
当院でのマッサージを活用していただき、
少しでも楽に
楽しく
過ごしていただけたらなぁと
思っています。
場合によっては
命式と運気の問題かもしれません。
生年月日時での判断を
御希望の方は
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