気の流れの滞りは体の不調を引き起こします。痛みが出たり気分がイライラしたり…。
治療では針を刺して気の滞りを通したり、鍉鍼(刺さないハリ)や打鍼で気の固まりを壊したり、漢方薬を飲んでもらったりしています。
皆さんも、良く晴れた日には気持ちが上向いてやる気になるし、雨の日は気分が沈んで何もしていないのに疲れることはありませんか?
そうなんです、人間の気の動きは自然界に相当左右されているのです。
科学的にいえばそんなことはないのでしょうけれども、私たちは肌で感じているのです。
このコロナウィルス感染症もそうです。このコロナウィルスは「湿」と「熱」の邪が引き起こしているようです。中国で使われている中薬の処方を見てもそのようです。
去年に7月は、いつまでも梅雨が開けなくてずっと雨が降り続いた寒い夏でした。そのせいで体に湿が貯まりやすく、熱が足りない状態が起こっていたのです。それを体で調整することのできない人は、今回の邪(ウィルス)を体の中に招き入れやすい状態だった、と考えられます。
すでに去年から予測していたのですが、ちょっとしたインフルエンザの流行くらいに思っていたのですが、ここまで大きなことになるとは想像できませんでした。
みなさんも予防に努めて頑張りましょう。
自分の気を強くするのが一番効果的な「目に見えないマスク」ですよ!