現代医学でいうと血の流れが悪いということは、血管が詰まりそうだ、ということにつきます。なので、症状としては手足が冷えるとか痺れるなどの症状がおこるでしょう。ASOという動脈硬化などによって手足の血管が急に詰まってしまう病気は、血の巡りが悪い病気の代表例です。これが心臓で起こると、時々血の流れが足りなくなってしまう狭心症がそうですね。心臓の冠動脈が動脈硬化によって狭窄してしまう為、心臓の必要血液量を供給することが出来ず、心臓の筋肉の酸欠によって、胸が押し付けられるような胸痛が出現します。
当然これらの症状も、中医学的に分析しても血の流れが悪い状態に当てはまるのですが、もっと様々な症状が現れると考えています。
足の血管が腫れたり、シミやそばかすが多かったり、肌がカサカサになったり、肩凝りで特定のところが押すととても痛かったりします。運動しすぎによる筋肉痛や、月経でレバーのような塊が出るのも血の流れが悪いサインだと考えています。
こういう場合も月経痛が強かったり、不順だったりすることが多いです。そういう状態が続いていれば、妊娠も起こりにくいですよね。
逆に、それぞれの人にパターンがあるわけなんですね。
現代医学にはこれらのパターン分類はありません、みんな一緒。
それを一人一人見つめるのが中医学なのではないかと思います。