不妊症・冷え症に見る現代医学の限界

よく聞く話ですが。

「冷え症だと妊娠しにくいよ」

「体が冷えているから妊娠しにくいね」

「冷えは良くないよ」

「冷やしちゃだめだよ」

 

さて、これらのことを改善できる先生いらっしゃいますか?

のっけから挑戦的な言い方で申し訳ありませんが、答えはどうでしょうか?まず甲状腺のホルモン値は測った方がいいでしょう。副腎皮質ホルモンも測るでしょうか?甲状腺ホルモンも副甲状腺ホルモンも体の代謝を促進するホルモンだからです。それが減っていれば体温が下がったり、寒く感じるからです。

それで異常値があれば、原因がわかったということになりますから?治療ができるわけですね。よかったです。

では正常値だった場合はどうでしょうか?原因はわかりませんが、血管が収縮して血液が手足の末梢まで運ばれず体温が保たれないと考えて、血管拡張剤を使うでしょうか。そういう患者さんもいっぱい見てきました。だいたい良くなっていないですね。

そうすると今度は薄着はするな、厚着をしてください。とか、生姜がいいので多く食べてくださいとかいうことになるでしょうか?

ここまで来るともうあんまり科学的出には見えませんよね。実際は統計を取って改善されているというデータは出ますから、因果関係はわかりませんが、統計的には間違っていないです。たぶん。

 

そもそも、冷え症だと本当に妊娠しにくいのかどうか?それ自体もよく確かめなければいけませんね。

ここまでが現代医学のできる範囲だと思います。

 

中医学、漢方治療、鍼灸は確実に理論立てて「冷え症」について論じることができます。どうして妊娠しにくいかだって本に書いてあるんですよね。

ですから私たちは、先人の残してくれた英知を利用させていただいているだけなんですが、3000年前の理論だってちゃんといまだに役に立つんですね。

私は何もしていませんが、先人の英知をきちんと受け継ごうとしています。

冷え性、不妊、月経困難、生理不順などでお困りでしたら、一度ご相談にいらしてみてはいかがですか?