妊娠しやすい体づくりには漢方・鍼灸

現代医学ではホルモンの分泌で説明をしていますが、それだけでは説明しきれていない気がしています。

日本産婦人科医会のHP(http://www.jaog.or.jp/)によると不妊の原因別頻度は男性不妊が32.7%、卵管因子20.5%、卵巣因子が20.5%, 子宮因子が17.6%、免疫因子が5.2%、残りは原因不明となっている、とのことです。

そしてこれらの何が原因かによらず、すべての症例でホルモンの補充と最終的には体外受精肺移植が行われるようです。

しかし不妊治療を求めてクリニックに受診するカップルの10〜30%が原因不明の機能性不妊である、という論文もあるようで。原因は分からないけれど同じ治療をしている、そんな状況で赤ちゃんが来てくれるかどうかは正直わからないといってもいいのかもしれません。病気の診断が確実に行われて、その原因を改善する治療を行う現代医学で、それは難しいことですし、さみしいことだと思ってしまうのは私だけでしょうか。

 

さて、中医学(漢方治療・鍼灸治療)で不妊と言えばさまざま原因が分かっています。

なにせ、3000年もの間不妊についてずっと研究してきたようなものだからです。不妊と言ってもそれが特別な状態というわけではありません。人一人の体調を良くしよう、それだけです。何せ大国の嫡男を誕生させなければ、皇帝の主治医の大事な仕事が達成できないのですからね。

皇帝とお妃さまの体の偏りがなくなり、体調が良くなれば自然と妊娠するでしょう、というのが中医学の考えなのです。

では、体調が良いというのはどういった状態なのでしょうか?

それこそ、人間の(中医学的な)生理状態においてバランスがとれているということなのです。バランスがとれていなければ、妊娠しにくいという状態以外にもたくさんのサインが出ているはずです。

 

中医学(漢方治療・鍼灸治療)の診察の時には、気づいたことは何でも教えてください、とお伝えしています。気づいたこと、体の不調、これらはあなたを構成するジグソーパズルのピースなのです。数が多いと組み立てるのは大変ですが、とても大きくてわかりやすい絵ができるのです。わかりやすい絵ができてしまえば治療も簡単ですね。

体を変えたいとお考えでしたら、中医学の先生の所に行って、これでもかというほど自分の症状をぶつけてみてはいかがでしょうか?