群馬県の高崎市も、今年の夏は異常に暑いです。体調など崩していらっしゃらないでしょうか。
そういうい時期的なものはさておいて、月に一度体調が悪くなるのがPMS、月経困難症、更年期障害などですね。呼び方はたくさんありますが、とにかく月経前後で困った状態になることを指して言っていると思います。西洋医学では病名ごとに原因(病態)が違ってますから、それぞれ何かしら違いがあるわけです。ホルモンの増減とか、年齢とか、器質的疾患があるかどうか、とかの違いです。
今これらの状態で現代医学の医師が治療を行うとすれば「ピル」でしょう。ピルは性ホルモンを増やす薬、と思っていただいてよいと思います。何かしらホルモンの減少によって、これらの症状が起こっていると考えています。実際、ピルを飲むと良くなるという方はたくさんいらっしゃいますよね。
それらの方々がみな口々におっしゃる不安があります。『ピル、いつまで飲めばいいんですか?』『これ飲まないとどうなっちゃうんですか?』 担当の先生からも正確に言われないもんですから正直不安になりますよね。妊娠をご希望の方などもいらっしゃいますから、余計に不安になってしまいますよね。
私が心配しているのは、ホルモンを投与するとホルモンを作る臓器(この場合は卵巣)が働かなくなることです。つまりサボってしまうわけなんです。
特に副じん皮質ホルモン(ステロイド)を投与した時は注意が必要で、長期間内服していた人を注視していくときには急にやめてはだめなのです。副腎が作らなくなっているので、徐々に作る機能を思い出させながら、飲む量を減らしていく、そんなやり方が必要になってくるわけなんですね。
漢方や鍼灸治療はそのような心配はありません。体がもともと持っている機能を回復させて治そう、という考えだからです。
体に異常があり、症状があり、診察で問題があればそこを治療する。その結果月経痛も改善して、手足も温まり、基礎体温もきれいになって、結果的に妊娠しやすい体になっているという具合なんですね。
ですから、月経痛や妊娠しにくいとか、生理不順でお悩みでしたら、漢方・鍼灸治療を是非今から始めるべきだと思いますよ。
どうぞご相談ください。