画像は私がスターバックスでカフェモカを頼んだ時の写真です。今この記事を書きながら飲んでいるわけなんですが、味の好みもありますが、この時期はたっぷりのシナモンをかけて飲みましょう!
シナモンは中医学では「桂皮」という生薬です。ニッキなどとも言われていて、お菓子にアクセントをつけるスパイスとして使われています。私が住んでいる群馬県の渋川市にはこのニッキをまぶした「こがねいも」という和菓子があってとっても大好きなのです(^-^)
正確にはニッキとシナモンは違っていて、シナモンは桂の木の皮ですし、ニッキは肉桂(にっけい)といって桂の木の内側の成分ですし、桂枝(けいし)は漢字 の通り枝を使っています。それぞれ効果が違っていて、枝の桂枝は体の表面についた邪を追い払うのが得意で、皮のシナモンは表面の気(衛気と営気)の調和を
するのが得意で、肉桂は腎を補って温めるのが得意です。それぞれの効果が違うなんて、発見した人は本当にすごいと思います。
さて桂枝ですが、生薬としてもとてもよく使われていて、みなさんがよくご存知の葛根湯にも使われているんですよ!葛根湯は冷えの邪が体表についてしまったところを、温めて汗を出して追い出す!そういう薬です。ですから、特に桂枝は重要な働きをしているわけです。
ところでこの3種類のシナモンの仲間はどれも皆体を温める作用があるわけです。つまり、冬になって寒くなってくると手が冷えて痛いとか、靴下を履かないと冷たくて眠れない、なんていう人にとってもいいんです。
最近、加齢とともに冷え症を強く感じるようになってきました。3年くらい前から車の運転中に足の指が冷たくて痛くなっていたのですが、最近では手が冷たく て、鍼治療をしたり聴診器で胸の音を聞いたりする時に、どうしても患者様にひやっとさせてしまうのです。当然漢方薬も飲んで、気功をしたり、ジョギングや
自転車のトレーニングもしているのですが、普段の食事でもシナモンを摂ったりしているわけなんです。
シナモンは嫌いという方もいらっしゃるかと思いますが、冷え症が治るかと思えば素敵じゃ無いですか?!みなさんもシナモンで温活しましょう(^-^)