昨日はとても寒かったですね。
小学生の息子はサッカーの練習に行きました。子供は風の子ですね。
それでも寒い中でサッカーをしたら風邪をひきます。そんなときはお風呂にでも入って温まるのが一番の予防になります。そんなことで温泉施設に行ってきました。
小学生は無料になっていました、ありがたいです。
この温泉には時々行くんですが、私はいつも熱くて入れない湯舟があります。どの温泉にも熱い湯舟があっておじいさんが平気で入っている、というのがよくみられる光景でだと思います。
女性風呂でもありますか?
こういった熱いお風呂に子供を無理やり入れるのはよくありません。
子供と大人は体の状態が違うからです。
年を取ると体を温める「陽」という成分が減ってくるのです。
その状態を陽虚と言います。
「陽」が減ってくると体を温める力が減ってきて冷え性になる原因になります。
それ以外に代謝が低くなってきたり、疲れやすくなるなどが症状として現れます。
ですから、お風呂のお湯の温度の感じ方も、今まで熱くて入れなかったような熱い温度でも、年を取って陽虚になってくると平気で入れるようになります。
私ももともと陽虚の体質なのですが、以前は熱くて入れなかったお湯も最近は入れるようになりました。
陽虚の人はたいがい、痩せていて、しわしわで、胸板が薄く、色白であることが多いです。腎の気が減っている人は陽虚の方が多いので、腎虚で見られる白髪や背中が曲がるとかなどの症状も見られやすいです。
そんなことを考えながら熱い湯舟に浸かっていると、やはり陽虚だなぁ、という方がたくさん入ってくるわけです。
お腹がでっぷりして赤ら顔で、という人はあまり入ってきませんね。
やはり熱いお風呂には長く浸かっていられないのです。
子供はというと、陽がしっかりしています。
生まれた時に親から貰ってくる陰、陽、がしっかりしています。
特に子供の時は陽がしっかりしています。つまり体を温める力はしっかりしているので、熱いお風呂に入るのは難しいです。熱く感じてしまうからです。
子供たちは水風呂に入って遊んでいました。大人が入ると心臓が止まってしまうのではないかと思うくらいの水風呂なのですが、子供たちは平気で泳いでいます。
すごいですね。
これも陰陽について知っていると、「そうだよねぇ」と思えます。
私もだんだん陽が虚してきて寒がりになってきました。
そういうときは陽を補う薬を使って治療をします。
どんなものがいいかと言えば、皆さんがよく知っているスッポンはその薬のうちの一つです。
それ以外にはニンニクもそうですね。
陽虚の人は、これらの薬(食べ物)をとると体調がよくなります。
また、そうでない人はニンニクなどをたくさん食べるとほてってしまったり、胸やけになったりしてしまい体に合わないことが多いです。
体にいいからと言っても、合うか合わないかきちんと判断できないとだめですね。
そういったアドバイスは現代医学ではなかなかできません。