睡眠は大事です!

【日本医科大学勉強会】
月に一度お茶の水で勉強会に参加してきています。
今回も平馬先生のお引き合わせで素敵な出会いに恵まれました。
中国の北のほうで代々医師の名家として仕事をされている馬先生です。
先生は現代医学では糖尿病が専門なのですが、その先生が中医学の専門家で、睡眠が一番大切!というお話をされていました。8時間以下の睡眠の方は糖尿病が悪くなるリスクがありますし、自殺とか自律神経異常を引き起こすリスクが高いそうです。
中医学的に言えば体を休める睡眠が重要なのは当たり前ですし、そうなれば上記のような病気になるのは当たり前です。

この会合の後、馬先生をお誘いして食事に行きました。馬先生は回教徒なので豚とお酒を召し上がりません。日本の海鮮料理でおもてなしいたしました(我々はお酒をいただきましたが)。そこでもいろいろな話をお伺いできて非常に勉強になりました。
これも、馬先生が東京大学などに留学していて日本語が堪能なおかげです。ありがとうございました。
私たちも頑張らないとです。

この後馬先生は、つくばで行われた国際鍼灸学会に参加されたようです。ご活躍ですね!

 

【追加】

睡眠がよくない場合は首のマッサージが非常に有効です。首と頭の境目あたりにあるツボを使います。ここを刺激するだけで眠りが良くなると仰っていましたし、私の治療でも取り入れています。

それにしても睡眠時間が短いと自殺が多くなるとは怖いですね。

私のクリニックで不眠の時に良く使っている薬は加味帰脾湯です。疲れてやる気も無く、食欲も落ちてしまった時などは非常に有効です。現代は神経をすり減らす社会です。そのような時にはどうしても気も血も消耗してしまいます。消耗してしまうと魂が夜栄養を付けられず落ち着きません。加味帰脾湯はそんな磨り減ってしまった体に気と血を補って眠りを良くしてくれる薬です。当クリニックでは錠剤の薬をご用意していますので、粉や味が苦手な方でも簡単に飲めます。

 

漢方薬はその人に合った薬を使うことが重要です。不眠症だからとりあえずこの薬というわけではなく、本当にその薬が必要かどうか見分けなければなりません。

どうぞ漢方、鍼灸の専門である当院でご相談ください。